2019/09/27
こんにちわ。amii大谷です！
外国人カラーとは、よく”透明感カラー”とも言いますが、 透け感があって淡いカラーを想像される方が多いと思います。
まさに「外国人風」や「透明感」というのはそういう事なのですが、美容師目線で言うと、 「赤味のない（または少ない）カラー」になります。
その”赤味”とは？
日本人は元々の髪質で赤い色素がある為、赤の補色の”アッシュ系”のカラーがキレイに出づらかったり、ベージュにしても、赤味がかったベージュになってしまうんです。
ではその”赤味”を消す為には？
「ブリーチ」が必要になります。 ブリーチは赤みの原因の「メラニン」を壊し、明度を上げる為、赤味が消えバツグンの透明感が出ます。
または、明るめのアルカリ剤（普段使用しているおしゃれ染めのお薬）でカラーをし、ベースを明るい状態にします。
一度のカラーでは、明るくさせながら色味を入れる事は出来ません。 なので、どちらもベースを明るくしてからもう一度色味を入れる為のカラーをする必要があります。
ブリーチとは違い、アルカリ剤では「メラニン」を壊す事は出来ないので、透明度はかなり下がります。
ではデメリットは？
まずは、2度カラーリングしなくてはいけないのでその分コストがかかってしまいます。
そして、明るくさせるお薬の方が力が強いのでダメージもしやすくなります。
元の髪の毛の状態でダメージが進行している方の場合は髪の毛が溶けてしまう可能性があるので施術が出来ない場合もあります。
最後は、「退色」です。
退色してしまうのがかなり早いので、色もちも難しいですし、 学校や職場の関係で明るくできない方は、2回目で暗めのカラーを被せたとしても、ベースが明るいので退色が激しく、1か月後には確実に金髪に近い状態になってしまいます。
amiiで出来る「透明感カラー」は…
まずは上記の2種類
そして「ハイライト」 こちらは、馴染む様に線でブリーチをするので全体のブリーチよりも退色、ダメージが少ないです。 そして、ハイライト以外の所は暗いカラーになるので、伸びてきても根本の黒い所との差が気になりづらくなりますし、明暗の差でコントラストになってくれるので、小顔効果もあるらしいです！
それと、「アディクシーカラー」と「イルミナカラー」です。 二つとも過去の記事にありますので、詳しく知りたい方はそちらをご覧ください。
アディクシーカラーは強い色素で赤味を隠してくれる為、透明感が出ます。
イルミナカラーは、赤味を含む色素を使っていないので、透明感が出やすく、また新しくでたラインでは、赤味を打ち消す色味があるので、透明感が出やすいです。
ただ、どちらのカラー剤も色素が濃いため明るいカラーは難しい事と、完全に色落ちしてしまう前（約2か月程度だと言われています）までに、再びアッシュ系のカラーリングをしてあげれば、色味が蓄積されていきますので、どんどんキレイな色味になっていきます。
この様に透明感の出し方は多数あるのですが、その中からご自身にあった方法でキレイな「外国人風カラー」を目指していきましょう☆